広島旅行で「レンタカーを借りたほうがいい?」と迷っていませんか?
広島市内や宮島を中心に観光するなら、レンタカーは基本的に必要ありません。一方、呉や尾道など複数のエリアを組み合わせて観光する場合は、レンタカーが便利です。
そこで、広島に住んでいた筆者が、実際に車・電車・フェリーなどを利用して観光した経験をもとに、広島旅行の移動手段を分かりやすく解説します。
この記事では、
- レンタカーが必要なケース
- 車なしでも楽しめる観光エリア
- 広島市内・宮島・呉・尾道それぞれのおすすめ移動手段
- 実際に訪れて分かった注意事項
を紹介します。
「初めての広島旅行で、できるだけ効率よく観光したい」という方は、ぜひ参考にしてください。
広島観光にレンタカーは必要?

広島観光でレンタカーが必要かどうかは、訪れる観光地によって変わります。
広島市内や宮島を中心に観光するなら、レンタカーは基本的に必要ありません。
一方、公共交通機関だけでは移動しにくい観光地を組み合わせる場合は、レンタカーがあると移動しやすくなります。
広島市内・宮島だけならレンタカーは不要
広島市内や宮島は公共交通機関が充実しているため、レンタカーがなくても快適に観光できます。
広島駅から原爆ドームや平和記念公園へは、路面電車やバスなどでアクセスできます。
宮島へも、JRや路面電車などで宮島口まで移動し、フェリーに乗り換えれば簡単にアクセスできます。
特に広島市内は、観光スポット周辺の駐車場を探したり、渋滞を気にしたりする必要がないため、路面電車・JR・フェリーを利用したほうが楽に感じる場合もあります。
「広島市内+宮島」という定番の観光ルートなら、車なしで十分楽しめるでしょう。
呉・尾道も周るならレンタカーが便利
広島市内に加えて、呉や尾道まで足を延ばす場合は、レンタカーも選択肢に入ります。
もちろん、呉や尾道へはJRで移動できるため、レンタカーが必須というわけではありません。
ただし、公共交通機関を利用すると、
- 電車の時間に合わせて行動する必要がある
- 観光地から次の目的地への移動に時間がかかる
- 呉と尾道など、複数の観光地を組み合わせると乗り換えが増える
といったデメリットがあります。
車なら、自分のペースで移動できるため、複数のエリアを効率よく巡りたい場合に便利です。
特に、呉と尾道など、公共交通機関では乗り換えが多くなるルートを移動する場合は、車のほうが便利です。
広島県内は観光地同士の距離が意外と離れており、「隣の駅だから近い」と思っていると、想像以上に時間がかかることがあります。
目安として、広島駅から呉駅までは約30〜50分、広島駅から尾道駅までは約1時間30分です。
そのため、広島市内だけでなく呉・尾道など複数のエリアを巡る予定なら、レンタカーを検討してみるとよいでしょう。
広島の主要観光地は車と電車どちらが便利?

主要観光地別に、どの移動手段がおすすめかをまとめました。
| 観光地 | おすすめの移動手段 | 広島駅からの所要時間目安 | 車の必要性 |
|---|---|---|---|
| 原爆ドーム・平和記念公園 | 路面電車・JR・バス | 約15~25分 | 不要 |
| 宮島 | JR+フェリー | 約1時間 | 不要 |
| 呉 | JR快速「安芸路ライナー」 またはレンタカー | 約35~40分 | なしでもOK |
| 尾道 | 新幹線・JR+在来線 または レンタカー(有料道路使用) | 約1時間〜1時間30分 | なしでもOK |
平和記念公園などの広島市内や宮島へのアクセスは公共交通機関が充実しているため、レンタカーがなくても快適に観光できます。
呉や尾道方面は広島市内から少し距離がありますが、JRの快速列車や新幹線などを利用すれば、1時間前後でアクセスできます。そのため、呉や尾道だけを目的地にする場合は、必ずしもレンタカーは必要ありません。
一方で、呉や尾道と周辺の観光地を組み合わせて巡る場合は、レンタカーが便利です。
観光地によっては公共交通機関の本数が少なかったり、乗り換えや待ち時間が発生したりするためです。車なら、電車やバスの時間を気にせず、自分のペースで複数の観光地を巡れます。
そのため、広島旅行の移動手段は、「どこへ行くか」だけでなく、「何日間でどこを巡るか」まで決めたうえで選ぶのがおすすめです。
広島市内観光はレンタカーなしがおすすめ

広島市内を観光するなら、レンタカーよりも公共交通機関の利用がおすすめです。
原爆ドームや平和記念公園などの主要観光地は、路面電車やバスでアクセスしやすく、駐車場を探す手間もありません。
電車やバスで主要観光地を巡れる
広島市内には路面電車や市内バスが走っており、原爆ドームや平和記念公園、市街地などの観光に便利です。
例えば、広島駅から平和記念公園周辺へは、次のような方法があります。
| アクセス | 所要時間 | |
| 市バス | 「平和記念公園」下車 | 約15〜20分 |
| 路面電車 | 「広島港」行き。 「本通り」か「袋町」下車。 | 約20〜25分 |
| JR | 「新白鳥駅」でアストラムラインへ乗り換え、「本通駅」下車 | 約15〜20分 |
※所要時間は目安です。道路状況や乗車する便によって変わります。
市内中心部へ向かう路面電車やバスは複数の便があるため、出発時間や目的地に合わせて利用しやすい交通手段を選べます。
どちらも広島の街並みを眺めながら移動できるので、観光の一部として楽しむのもおすすめです。
市内中心部は駐車場探しが面倒
広島市内を車で観光する場合、駐車場探しが負担になることがあります。
もちろん駐車場はたくさんありますが、中心部になるほど料金が高くなりやすく、観光地に近い駐車場は混雑することもあります。
私が広島市内へ車で行く際によく利用していたのが、KOZOU Parkです。広島駅から徒歩約10分の場所にあり、私が利用した当時は1日600円でした。
駅から少し離れますが、料金を抑えたい場合には便利でした。
※料金や利用条件は変更される場合があるため、利用前に最新情報をご確認ください。
ただし、観光地のすぐ近くに車を停めたい場合には、もう少し料金がかかることもあります。
また、広島市内は路面電車が走っている道路も多く、交通量の多い場所では運転に慣れていないと少し緊張するかもしれません。
市内観光だけであれば、駐車場を探す手間や料金を考えても、路面電車やバスを利用する方が気軽に観光できるでしょう。
宮島はレンタカーなしでOK

厳島神社で有名な宮島は、レンタカーがなくても十分に観光できます。
広島駅から宮島口まではJR、宮島口からはフェリーを利用できるため、車がなくてもスムーズにアクセスできます。
JR+フェリーが便利
広島駅から宮島へ向かうなら、JR+フェリーの利用がおすすめです。
JRで宮島口駅まで移動したら、駅から徒歩数分のフェリー乗り場へ向かいます。
宮島口から宮島までのフェリーは、日中は10〜15分間隔で運航しているため、長時間待つことなく利用できます。
また、平和記念公園から宮島へ向かう高速船も運航しています。
宮島口まで戻る必要がないため、広島市内からそのまま宮島へ向かいたい場合は、高速船を利用するのも便利です。
宮島口駅からフェリー乗り場までの道中には、名物のあなご飯のお店やパン屋さんなどもあります。
地下道には厳島神社の写真やイラストが展示されているので、フェリーに乗るまでの時間も楽しみながら移動できます。
宮島では車は使いにくい
宮島観光では、レンタカーの利用はあまりおすすめしません。
宮島へ車を持ち込む場合はフェリーへの車両航送費がかかるうえ、厳島神社や商店街などの主要な観光スポットは徒歩で巡れる範囲にまとまっています。
また、宮島には細い道も多く、観光客や歩行者も多いため、車で移動するよりも徒歩で散策したほうが観光しやすいでしょう。
そのため、宮島だけを観光するなら、レンタカーを借りずにJRやフェリーを利用するのがおすすめです。
呉はレンタカー?電車?

呉方面の観光は、訪れる場所や、その後の行き先によっておすすめの移動手段が変わります。
呉市内の観光を楽しんだあと広島市内へ戻るのであればJRが便利です。
一方、呉から東広島や尾道方面など、広島市内以外の観光地へ移動する場合は、レンタカーの利用も検討してみましょう。
電車なら広島駅から呉駅へ
電車で呉方面へ向かう場合は、JR山陽本線と呉線を利用します。
広島駅から呉方面へは直通列車が運行されているため、基本的に乗り換えは必要ありません。
列車は各駅停車のほか、快速「安芸路ライナー」も運行されています。
同じ区間であれば運賃は変わりませんが、快速を利用すると各駅停車より所要時間を短縮できます。
また、時間帯によって異なりますが、広島駅から呉方面へは複数の列車が運行されているため、比較的アクセスしやすいでしょう。
ただし、呉線は海沿いを走る区間が多く、天候の影響を受けることがあります。
特に雨や強風などの悪天候時は、運休や遅延が発生する可能性があるため、旅行当日は運行情報を確認しておくと安心です。
呉線から見える瀬戸内海も楽しみの一つ
呉線は瀬戸内海の近くを走る区間が多く、車窓から海を眺めながら移動できるのも魅力です。
私も初めて呉線に乗ったときは、想像していた以上に海の近くを走ることに驚きました。

移動時間そのものを観光として楽しめるので、時間に余裕があるなら、あえて電車で呉へ向かうのもおすすめです。
都会の電車ではなかなか味わえない、瀬戸内海ならではの景色を楽しめます。
呉市内だけなら車なしでも観光できる
呉市内の主要な観光スポットは、徒歩で巡ることができます。
例えば、「大和ミュージアム」や実物の潜水艦を見学できる「てつのくじら館」は、呉駅から徒歩圏内です。
そのため、大和ミュージアムやてつのくじら館など、呉駅周辺を中心に観光するならレンタカーは必要ありません。
むしろ、広島駅からJRで呉へ向かい、駅周辺を徒歩で観光するほうがシンプルです。
※旅行前に最新の開館状況をご確認ください。
呉観光から尾道へ移動するならレンタカーが便利
呉観光のあとに尾道方面へ向かう場合は、レンタカーの利用がおすすめです。
JRでも移動できますが、呉から尾道へ向かう場合は乗り換えが必要になり、公共交通機関では移動に時間がかかります。
一方、車なら自分のペースで移動でき、途中の観光スポットにも立ち寄りやすいのがメリットです。
さらに、呉から尾道方面へは、東広島呉自動車道や国道2号線のバイパスなど、スムーズに移動できる道路が整備されています。
東広島呉自動車道は無料で利用できる自動車専用道路です。
そのため、通行料金を抑えつつ一般道よりも速く移動できます。
また、国道2号線にもバイパスが整備されているため、一般道だけを走るよりもスムーズに移動できます。
「広島→呉→尾道」のように複数のエリアを1日で巡りたい場合は、レンタカーのメリットが大きくなるでしょう。
尾道まで行くならレンタカーは必要?
尾道観光では、駅周辺を中心に観光するならレンタカーは必要ありません。
一方、しまなみ海道まで足を延ばす場合は、レンタカーがあると移動しやすくなります。
尾道駅周辺なら車はいらない
尾道駅周辺の観光は、レンタカーがなくても十分楽しめます。
尾道の主要な観光スポットである、
- 尾道本通り商店街
- 千光寺
- 尾道市立美術館
などは、徒歩やロープウェイを利用して巡ることができます。
また、海沿いの遊歩道やレトロなカフェなど、歩きながら楽しめる場所も多いため、車よりも徒歩で散策するほうが尾道らしい街並みを楽しめるでしょう。
☛尾道を一人旅する方には、こちらの記事もおすすめです。
しまなみ海道まで行くなら車が便利

「せっかく尾道まで来たから、しまなみ海道まで足を延ばしたい」という場合は、レンタカーがあると便利です。
もちろん、しまなみ海道はサイクリングでも楽しめます。
ただし、自転車で長距離を走る場合は、自転車のレンタルや返却時間、体力、天候なども考えて計画する必要があります。
サイクリングではなく、車でしまなみ海道の景色や島の観光スポットを気軽に楽しみたい方には、レンタカーがおすすめです。
特に、尾道から生口島や大三島など複数の島を巡りたい場合は、車があると効率よく観光できます。
一方、しまなみ海道そのものを自転車で走ってみたい方は、レンタサイクルを利用する方法もあります。
☛しまなみ海道を初心者が日帰りで楽しむ方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
広島観光の移動で注意したいこと

広島観光で電車やバス、レンタカーなどを利用する際に、知っておきたい注意点をまとめました。
広島市内はカープの試合日に混雑する
広島といえば、広島東洋カープ。
マツダ スタジアムで試合がある日は、周辺道路が混雑し、駐車場が満車になりやすくなります。
駐車料金が通常より高くなる場合もあるため、特にレンタカーで広島市内を観光する方は注意しましょう。
また、試合前後は周辺の飲食店も混雑しやすいため、夕食の時間をずらすなど、余裕を持ったスケジュールがおすすめです。
とはいえ、街全体がカープ一色になる雰囲気も、広島ならではの魅力。
試合日に訪れるなら、ぜひ広島の街の熱気も楽しんでみてください。
郊外へ行く場合は公共交通機関の本数を確認する
広島市内は公共交通機関が充実していますが、市街地から離れるほど、路線によっては電車やバスの本数が少なくなることがあります。
特に自然の多い郊外の観光地へ行く場合は、行き帰りの時刻を事前に確認しておきましょう。
「次のバスまで1時間待つ」といったことにならないよう、観光地だけでなく、移動時間も含めて計画しておくと安心です。
路面電車は乗車方法を確認しておく
広島観光で初めて路面電車を利用する方は、乗車方法に戸惑うことがあるかもしれません。
SuicaやPASMOなどの交通系ICカードも利用できます。2026年7月からは、乗車時と降車時の2回、ICカードリーダーにタッチする方式に変更されています。
私も初めて利用したときは、ICカードをどこでタッチするのか分からず少し戸惑いました。
ICカードと携帯アプリ決済のMOBIRY DAYSではタッチする場所が異なるため、初めて利用する方は事前に確認しておくと安心です。
利用方法に不安がある場合は、乗車前に公式サイトなどで確認しておくと安心です。
また、レンタカーで広島市内を運転する場合は、路面電車の信号にも注意しましょう。
広島市内では、路面電車が道路の中央を走っている場所や、線路を横断して右左折する場所があります。普段、路面電車が走る道路を運転しない方は、周囲の標識や信号をよく確認して運転しましょう。
まとめ:広島観光は必要な日だけレンタカーがおすすめ
広島観光では、訪れる場所によっておすすめの移動手段が変わります。
広島市内や宮島を中心に観光するなら、レンタカーは基本的に必要ありません。路面電車・JR・バス・フェリーなどの公共交通機関を利用することで、快適に観光できます。
一方、呉や尾道など広島市内から離れた観光地を複数組み合わせる場合は、レンタカーが便利です。
そのため、4日間の旅行だからといって、4日間ずっとレンタカーを借りる必要はありません。
広島市内・宮島を観光する日は公共交通機関、呉・尾道など複数のエリアを巡る日はレンタカーというように、旅行の日程に合わせて移動手段を使い分けるのもおすすめです。
「車が必要かどうか」だけで決めるのではなく、どこを、何日間で巡るのかを考えて、自分の旅行プランに合った移動手段を選んでみてください。

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