20代女性で地方移住を検討する場合、
「仕事は見つかるの?」
「一人で寂しくならない?」
「友達や出会いはあるの?」
など、不安に感じることも多いのではないでしょうか。
私自身も20代で地方へ移住し、2年間一人暮らしをしながら働いていました。
知り合いは一人もおらず、仕事や友達作り、人間関係など、すべてが手探りの状態だったことを覚えています。
当時は周囲に同じような経験をした人がおらず、地方移住について相談できる相手もいませんでした。
今振り返ると、移住前に知っておきたかったことがたくさんあります。
そこで本記事では、20代で地方移住を経験した筆者が、
- 地方移住して驚いたこと
- 地方移住して苦労したこと
- 20代だからこそ良かったこと
について、実体験をもとにお伝えします。

これから地方移住を考えている20代の方や、
地方での生活に不安を感じている方の参考になれば幸いです
結論|20代の地方移住は不安もあるが得るものも大きかった
不安な中で始まった地方生活でしたが、振り返ると20代のうちに経験できて本当に良かったと思っています。
もちろん、最初は孤独を感じることも多くありました。
想像以上に同世代の方が少なく、休日に一人で過ごすことも珍しくありませんでした。
また、都会とは生活スタイルが大きく異なり、
- 車中心の生活
- 人との距離感の近さ
- 娯楽や買い物環境の違い
などに戸惑い、慣れない環境から体調を崩したこともありました。
しかしその一方で、柔軟性や行動力のある20代だったからこそ、新しい環境や価値観を素直に受け入れ楽しめたとも感じています。
都会では当たり前だと思っていたことが当たり前ではないと知り、多様な価値観に触れられたことは大きな学びでした。
そして何より、地方で出会った方々の温かさや優しさに支えられながら過ごした2年間は、今でも私にとって大切な財産です。
地方暮らしのメリットについてはこちらの記事が参考になります。
☛地方暮らしのメリットとは?都会育ちの独身女性が感じた「心がラクになる暮らし」
私が20代で地方移住したときの状況

参考までに、私が地方移住をしたときの状況についてお伝えします。
地方移住といっても、地域や仕事によって生活環境は大きく異なります。
あくまで一例として参考にしていただければと思います。
都会育ちで知り合いゼロだった
私は関東出身で、実家から東京へ1時間以内で通勤できる環境で育ちました。
そのため、移住先の地域には知り合いがおらず、旅行以外で長期間関東を離れて暮らした経験もありませんでした。
地方移住は、人間関係も生活環境もゼロからのスタートだったのです。
人口減少が進む地域に住んだ
移住先は地方都市ではなく、人口減少や高齢化が進む地域でした。
周囲には田畑や山が広がり、空き家や廃校になった学校を見かけることもあります。
都会では見たことのない景色ばかりで、最初は戸惑うこともありましたが、自然豊かな環境はとても新鮮でした。
2年間一人暮らしをした
地方での生活は2年間と決めており、一人暮らしをしながら働いていました。
期間が決まっていたからこそ思い切って移住できた部分もあります。
一方で、勤務期間が限られていることから就職先探しには苦労しました。
また、知り合いもいない土地での一人暮らしだったため、仕事だけでなく友達作りや休日の過ごし方なども一から考える必要がありました。
20代で地方移住して驚いたこと
地方に移住してからは、様々な驚きがありました。
事前に知っておきたかったと思ったことをお伝えします。
同世代が思ったより少ない
地方での私の周辺環境では、同世代が思ったよりも少なかったです。
地域にもよりますが、都会と比べて高齢者やファミリー層が多く、10〜20代や学生は少ない印象を受けました。
実際に私の職場でも30人中20代は5〜6人程度でした。
都会では新卒で20人ほど同期がいる環境だったので、自然と友達ができていたのですが、その面は地方で苦労しました。
地方移住前は「新しい土地でも自然に友達ができるだろう」と考えていましたが、実際には自分から行動しなければ人とのつながりを作るのは難しいと感じました。
地方での友達作りについて、筆者の体験談をこちらで紹介しています。
20代前半でも既婚者が多かった
地方での新しい出会いを期待されている方もいるかもしれませんが、私が暮らしていた地域では20代前半でも結婚している人が多い印象でした。
話を聞くと、
- 学生時代から付き合っている
- 職場恋愛
など、身近なコミュニティの中で交際し、そのまま仕事が落ち着く2〜3年目頃に結婚する方が多くいらっしゃいました。
一方で、都会にいた頃はマッチングアプリで恋人を探す人も多く、結婚のピークも20代後半という印象だったため、その違いに驚きました。
もちろん地域によって状況は異なりますが、私が暮らした地域では「結婚が早い」と感じる場面が多かったです。
そのため、同世代の独身者と知り合う機会は、都会より少ないと感じました。
独身女性は孤独を感じることもある
地方での生活は、独身女性にとって孤独を感じる場面もありました。
特に休日は、
- ショッピングモール
- 公園
- 地域イベント
などへ出かけることが多かったのですが、実際に行ってみるとファミリー層でにぎわっていることがほとんどでした。
また、職場でも既婚者や子育て世代の方が多く、話題の中心が家族や子どもの話になることも少なくありませんでした。
もちろん皆さん親切なのですが、同世代の独身女性が少ない環境では、「自分だけ少し違う立場にいる」と感じたのです。
都会では独身の友人や同僚が多かったため、この点は違いを実感しました。
地方暮らしの孤独感についてはこちらの記事が参考になります。
☛地方配属で孤独を感じるのは普通?地方暮らし経験者が思うこと
方言や文化の違いに戸惑った
地方では、都会と比べて文化の違いを大きく感じました。
戸惑ったのは主に、
- 言葉・方言
- 地域特有の常識
- 人付き合いの距離感
などです。
聞いても意味が推測しにくい方言や、地元の方にとっては当たり前でも私には分からない慣習もありました。
また、職場や地域での人間関係も都会より近く感じられ、最初は戸惑うことが多かったです。
地方から都会へ上京する方は、交通網の発達や人の多さに驚くことがありますが、反対に地方では地元出身の方が多いため、その地域ならではの文化や価値観が色濃く残っているように感じました。
20代で地方移住して苦労したこと
次に、私が20代で地方へ移住して苦労したことをご紹介します。
キャリア形成が難しかった
地方移住後は無事に就職できましたが、引っ越し前に担当していた業務内容の求人はほとんどありませんでした。
そのため、新しい職場では初めて担当する業務が多く、これまで積み重ねてきたキャリアが一度リセットされたような感覚になりました。
周囲の方にフォローしていただきながら業務を覚えていきましたが、数か月後には後輩や新人へ教える立場になることもあり、精神的な負担を感じる場面もありました。
地方では都会に比べて求人の選択肢が少ないため、「やりたい仕事」よりも「働ける仕事」を優先しなければならない場合もあります。
キャリアを重視する方は、移住前に求人状況を十分調べておくことをおすすめします。
地方移住と仕事についてはこちらの記事が参考になります。
☛地方移住したい女性へ|仕事はある?収入・働き方のリアルと対策
マッチングアプリで友達を探したがうまくいかなかった
同世代の独身者が少なかったため、友達作りを目的に女性限定のマッチングアプリを利用してみました。
しかし、思ったようには友達を作れませんでした。
私が住んでいた地域では利用者数が少なく、マッチングしても距離が遠く、気軽に会える相手が少なかったからです。
実際に一人だけお会いした方もいましたが、楽しい時間を過ごせた一方で、その後も継続的に会うほどの共通点は見つかりませんでした。
都会ではアプリを使えば比較的簡単に新しい人と出会えますが、地方ではそもそもの利用者数が少ないため、同じ方法が通用するとは限らないと感じました。
特に20代の独身女性が地方移住する場合は、仕事だけでなく友達作りや人間関係についても事前に考えておくことが大切だと思います。
車がないと行動範囲が狭くなる
地方生活では車移動が中心となるため、車がないと行動範囲や選択肢が大きく制限されると感じました。
私はペーパードライバーだったので、当初はできれば運転したくないと思っていました。しかし、就職先への通勤には車が必須だったため、運転を始めることになりました。
職場へ行くには山道や海沿いの道を通る必要があり、慣れないカーブや強い海風に苦戦したことを覚えています。
また、買い物や病院、休日のお出かけも車が前提となることが多く、「車があるかどうか」で生活のしやすさが大きく変わりました。
今では運転にも慣れましたが、地方移住を考えている方は、想像以上に車への依存度が高いことを知っておくとよいでしょう。
地方での車の必要性の有無はこちらの記事が参考になります。
☛地方一人暮らしで車なしは無理?車あり生活を経験してわかった結論と後悔
20代だからこそ良かったこと
一方で20代だからこそ、地方移住をしてよかったと感じる点がありました。
若いうちに地方での生活を経験する利点をお伝えします。
他の地域の文化に触れられた
地方の文化に触れられたことは、20代で地方移住して良かったと感じる理由の一つです。
それまで当たり前だと思っていた生活や価値観が、実は地域によって大きく異なることを知りました。
例えば、
- 満員電車がない
- 自転車移動が少ない
- 職場の人との距離感が近い
- 店舗や駐車場が広い
- 駅前の雰囲気がまったく違う
など、都会育ちの私にとって新鮮に感じることばかりでした。
地方で暮らしたことで、自分の常識が必ずしも全国共通ではないことに気付けました。
また、地方と都会のどちらが良い・悪いではなく、「自分はどのような環境が心地よいのか」を考えるきっかけにもなりました。
20代のうちに異なる文化や価値観に触れられたことは、その後の人生にも役立つ貴重な経験だったと思います。
地域の人の優しさに助けられた
地方へ引っ越してからは、地域の方々の優しさに何度も助けられました。
20代で独身、さらに知り合いもほとんどいない状態で移住したため、気にかけてくださる方が多かったのだと思います。
例えば、
- 地域のイベントを教えてもらう
- おすすめの観光スポットや飲食店を教えてもらう
- 自宅に招待していただく
など、都会ではなかなか経験できないような温かい交流がありました。
最初は孤独を感じることもありましたが、そのような人とのつながりに何度も救われました。
また、20代だからこそフットワークが軽く、新しいことにも挑戦しやすかったため、教えていただいた場所へ出かけたり、地域の文化に触れたりすること自体を楽しめたと思います。
地方移住で出会った方々との思い出は、今でも私にとって大切な財産です。
地方での友達作りは簡単ではありませんでしたが、職場や地域とのつながりの中で人間関係は広がりました。
まとめ:地方移住で得られるものは大きい
20代での地方移住は、同世代の少なさや友達作り、仕事探しなどで苦労する場面もありました。
特に独身女性の場合は、孤独を感じたり、都会との価値観の違いに戸惑ったりすることもあるでしょう。
しかしその一方で、地方ならではの文化や人の温かさに触れられたことは、私にとって大きな財産になりました。
また、20代という柔軟性のある時期だったからこそ、新しい環境にも順応しやすく、多様な価値観を受け入れることができたと感じています。
地方移住は向き不向きがありますが、人生経験として得られるものも非常に大きいです。
これから地方移住を検討している20代の方にとって、本記事が判断材料の一つになれば幸いです。

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