初めて車通勤をする場合、片道20kmと聞いても「実際どれくらい大変なのか」は想像しにくいかもしれません。
電車通勤しか経験のなかった筆者も、地方への引っ越しをきっかけに車通勤を始めました。
当時は、
「片道30kmって相当遠いのでは?」
「毎日運転して通い続けられるだろうか」
と不安に感じていたことを覚えています。
しかし実際に2年間通勤してみると、都会で想像していた30kmとは感覚が大きく異なりました。
本記事では、地方で片道30kmの車通勤を2年間続けた筆者の体験をもとに、
- 車通勤で楽だったこと、注意したいこと
- ガソリン代、通勤手当
- 確認しておきたいルール
について解説します。
車通勤30kmはきつくない!私の通勤条件
筆者の体感として、地方での片道30km通勤はきつくありませんでした。
地方への引っ越しを機に転職し、初めて車通勤をすることになりましたが、当時住んでいた自宅は最寄り駅まで徒歩30分の距離だったのです。
できれば自宅近くで就職先を探したかったのですが、希望する条件に合う職場は見つかりませんでした。
最終的に採用された職場は自宅から片道30kmほど離れており、車で通勤する必要がありました。
都会で生活していた頃は「片道30kmはかなり遠いのでは?」と思っていましたが、地方では決して珍しい距離ではありません。
これから地方への就職や転職を検討している方は、車通勤も視野に入れておくと仕事探しの選択肢が広がると思います。
車通勤時に準備してよかったカー用品については、以下の記事でも紹介しています。
地方配属で初めて車通勤をした私が買ってよかったもの・いらなかったもの
通勤距離は片道30km
採用された職場は自宅から片道30kmほど離れていました。
最短ルートはカーブや勾配のある山道を通る必要があり、最初は不安もありました。
公共交通機関も利用できましたが、本数が少なく、電車やバスを乗り継ぐと片道3時間近くかかるため、現実的な選択肢ではなかったのです。
実際に働き始めると、職場には隣接する市町村から通勤している人も多く、地方では片道30km程度の車通勤は比較的よくあることだと感じました。
また、待遇の良い職場ほど遠方から通勤している人も多く、通勤距離よりも勤務条件を重視している方が多い印象でした。
地方勤務で2年間継続
結果として、私はこの通勤を2年間続けることができました。
最初は運転そのものに不安がありましたが、毎日運転しているうちに徐々に慣れ、通勤が大きな負担になることはありませんでした。
もちろん天候の悪い日や疲れている日は大変だと感じることもありましたが、大きな事故なく通勤を続けることができました。
振り返ると、「片道30km=きつい」とは一概に言えず、道路環境や交通量によって体感は大きく変わると感じています。
都会と地方では30kmの感覚が全く違った
就職前には何度か実際の通勤ルートを運転してみました。
片道30kmと聞くと遠く感じますが、地方は信号や交通量が少ないため、所要時間は40〜50分程度でした。
都会で30km移動しようとすると1時間30分以上かかることもありますが、地方では想像していたよりも負担は少なく感じました。
職場の同僚と比較しても、40-50分程度の通勤時間は平均的な範囲だったと思います。
地方の車通勤で楽だったこと

車通勤を始める前は、
「毎日40〜50分も運転したら疲れるのでは?」
と不安に感じていました。
しかし実際に2年間続けてみると、想像していたほど負担は大きくありませんでした。
むしろ、満員電車で通勤していた頃と比べると、地方の車通勤の方が快適だと感じる場面も多くありました。
ここでは、実際に車通勤をして感じたメリットを紹介します。
道路が広く運転しやすい
私はペーパードライバーだったため、最初は運転に対して強い不安がありました。
しかし実際に運転してみると、地方は都会と比べて道路が広く、対向車とのすれ違いで緊張する場面はそれほど多くありませんでした。
また、主要道路である国道を利用すれば目的地まで移動できることが多く、土地勘がなくても道に迷いにくいと感じました。
交通量も比較的少ないため、運転初心者にとっては想像以上に走りやすい環境でした。
歩行者や自転車が少ない
都会では歩行者や自転車が多く、交差点や狭い道路では常に周囲へ注意を払う必要があります。
一方で、私が住んでいた地域では歩行者や自転車が少なく、運転に集中しやすい環境でした。
特に夜間は人通りが少なく、急な飛び出しに驚く場面もほとんどありませんでした。
もちろん安全確認は必要ですが、都会と比べると運転時の精神的な負担は少なかったと感じています。
駐車がしやすい
地方で驚いたことの一つが、駐車のしやすさです。
駐車場自体が広く設計されていることが多く、隣の車との間隔にも余裕があります。
そのため、運転に慣れていない頃でも安心して駐車することができました。
また、多くの商業施設では駐車料金が無料で、時間を気にせず買い物や食事を楽しめる点も魅力です。
都会では駐車料金や時間制限を気にしながら行動していましたが、そのストレスがなくなったことは想像以上に快適でした。
通勤ストレスが少なかった
個人的に最も大きなメリットだと感じたのが、通勤ストレスの少なさです。
都会で電車通勤をしていた頃は、満員電車や遅延、人混みによる疲労を当たり前のものだと思っていました。
しかし車通勤では、自分だけの空間で移動できます。
好きな音楽やラジオを聴きながら過ごせるうえ、冷暖房も自由に調整できるため、季節を問わず快適でした。
特に夏の満員電車と比べると、体力的にも精神的にも負担は大幅に少なかったと感じています。
その他、地方生活のメリットについては、こちらの記事が参考になります。
地方暮らしのメリットとは?都会育ちの独身女性が感じた「心がラクになる暮らし」
ガソリン代、通勤手当のルール
車通勤を検討している方が気になるポイントの一つが、ガソリン代ではないでしょうか。
私も車通勤を始める前は、
「毎月どれくらいお金がかかるのだろう」
「通勤手当で補えるのだろうか」
と不安に感じていました。
実際に勤務していた職場では、通勤距離に応じて通勤手当が支給されており、私の場合は月額約12,000円でした。
参考までに、片道30kmの場合は往復60kmとなり、月20日勤務で約1200km走行する計算になります。
一方、ガソリン代も月によって変動はありますが、おおむね月12,000円程度でした。
そのため、少なくともガソリン代については通勤手当でほぼ補えていたことになります。
また、自宅の駐車場代は月5,000円ほどかかっていましたが、職場の駐車場は無料でした。
もちろん、自動車保険や車検代、タイヤ交換など車の維持費は別途必要です。
そのため、「車通勤=完全に得」とは言えません。
しかし、満員電車に乗る必要がなく、自宅から職場まで自分のペースで快適に移動できることを考えると、個人的には費用以上のメリットを感じていました。
特に地方では車が生活必需品であることも多いため、保険料や車検代などの固定費をあらかじめ計画しておけば、車通勤による金銭的負担は想像していたほど大きくないと感じています。
なお、通勤手当の支給額や計算方法は勤務先によって大きく異なるため、就職や転職を検討する際は事前に確認しておくことをおすすめします。
車の維持費について、こちらの記事に詳しく記載しています。
地方で車の維持費はいくら?軽自動車×通勤のリアル【一人暮らし女性向け】
地方の車通勤で注意したいこと
ここまで地方の車通勤のメリットを紹介してきましたが、都会での運転とは異なる注意点もあります。
実際に私も車通勤を始めるまでは知らなかったことが多く、事前に知っていればもっと安心して運転できたと感じています。
思わぬ事故やトラブルを防ぐためにも、地方ならではの注意点を確認しておきましょう。
海沿いは風が強い
海沿いの道路は景色が良く走りやすい一方で、強風に注意が必要です。
特に軽自動車は車体が軽いため、横風の影響を受けやすく、橋の上や海岸沿いではハンドルを取られることがあります。
私自身も海沿いの道路を運転していて、突風で車体が揺れる感覚を経験しました。
速度を出しすぎず、風が強い日は普段以上に車間距離を確保して運転することをおすすめします。
山道での急坂運転が必要
地方では通勤ルートに山道が含まれることも珍しくありません。
私が利用していたルートにも勾配の急な坂道があり、運転に慣れるまでは不安を感じていました。
当時乗っていた古い軽自動車はパワーがあまりなく、急坂ではアクセルを踏み込んでも十分に加速せず、怖いと感じることもありました。
坂道では車種に応じて低速ギア(Lレンジや2レンジなど)を活用すると走行しやすくなります。
ギアの名称や使い方は車種によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
雪国はスタッドレスタイヤ必須
雪が降る地域だけでなく、朝晩に路面が凍結する地域ではスタッドレスタイヤへの交換が必要になります。
実際には雪が積もらなくても、橋の上や日陰部分だけが凍結していることもあります。
また、スタッドレスタイヤはオフシーズンの保管場所の確保も必要になるため、引っ越し前に確認しておくと安心です。
鹿やイノシシとの衝突

地方の山間部では、野生動物との接触事故も珍しくありません。
私自身、通勤中に鹿やイノシシを何度も見かけたことがあり、実際に鹿と衝突してしまった経験もあります。

対向車の間から飛び出してきて、思わず悲鳴をあげました・・・
動物は突然飛び出してくるため、完全に避けることは難しい場合があります。
特に夜間や早朝は活動する動物が増えるため、山道では速度を控えめにしながら運転すると安心です。
なお、鹿やイノシシとの衝突で車が破損した場合、加入している車両保険の内容によっては補償の対象になることがあります。反対に、契約内容によっては補償されない場合もあります。
万が一に備えて、自分が加入している保険の補償範囲を事前に確認しておくことがおすすめです。
また、事故が発生した場合は安全を確保したうえで警察や保険会社へ連絡し、必要に応じてドライブレコーダーの映像も保存しておきましょう。
路面電車がある地域は要注意
地方への引っ越しで意外に戸惑ったのが、路面電車が走る地域での運転です。
私はそれまで路面電車のある地域で生活した経験がなく、最初は運転にかなり緊張しました。
特に以下のような点は、慣れるまで分かりにくいと感じました。
- 路面電車専用の信号と車用の信号がある
- 路面電車のすぐ隣を走行する場面がある
- 線路を横切って右左折することがある
- 右折レーンや進行方向が分かりにくい交差点がある
実際に運転してみると、普段の道路では意識しないようなルールや注意点が多く、運転経験が長い人でも戸惑うことがあるようです。
そのため、初めて路面電車のある地域で運転する場合は、事前に交通ルールを確認しておくことをおすすめします。
不安な場合は、土地勘のある人に同乗してもらったり、最初は路面電車や公共交通機関を利用して周辺の道路状況を把握したりすると安心です。
まとめ
片道30kmという距離だけを見ると、車通勤に不安を感じるかもしれません。
しかし実際には、道路環境や交通量によって負担は大きく変わります。
私の場合は、満員電車で通勤していた頃よりも快適に感じることが多くありました。
地方での就職や転職を検討している方の参考になれば幸いです。

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